年月を重ねたからこそ醸すことができる美しさ
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お仕事でご一緒させていただいている女性がいる。
その女性の年齢は分からないけれど
少なくとも
わたしよりは少し年上の女性。
その女性は
とても美しい女性なんだけれど
ただ美しいだけではなくって
なんというか・・
女性のわたしでも
ハッとしてしまう瞬間があるような
とても神秘的で魅力的な雰囲気のある、女性。
表面をサラッと見ただけでは
彼女の全てなんて、とても理解できないんだろな・・
そんな風に思わせてくれる、女性。
キレイとか
美人とか
共通言語のように使われているけれど
わたしは
今の日本で「美人」や「キレイ」
とされている価値観が
あまり、好きではない。
・・もっと正直に言うと、嫌い。
シワを取ったり
リフトアップしたり
それでは手に負えなくなってくると
イロイロな物質を注射で注入・・
光で焼いて、無かったことに・・
そして元通り。
年を重ねたことで造られていったものを
タイムカプセルみたいに
元に戻してくれる。
そんな方法で作られる「美」を
わたしはどうしても「美」として感じることが
できない。
造形物としては
「美」・・なのかもしれないけれど・・
人間の放つ美しさって
表面上のそれだけじゃ、なくって
内側から溢れ出る
雰囲気だったり
その人が重ねた年だったり
人間性だったり・・
表面も、もちろん大切だけれども
それよりもむしろ
そっちの方が大切なんじゃなかろうか・・
なかなか上手く説明することが
できないけれど
『年月を重ねたからこそ
醸すことができる美しさ』
・・かな・・
最近はめっきり言わなくなってしまったけれど
それこそが
『ヴァスパー』で目指していきたい女性像。
そんな
『美しさの価値』を
日本にも創造したい・・
そんな志を抱いて
『ヴァスパー』というブランドを
創ったんだった。
そんなことを強く、思い出させてくれる
女性。
彼女と一緒にお仕事が出来るようになって
本当に幸せだ。