【[在来種とF1種]とても大切なタネのお話】

                   

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ヴァスパーのお野菜」は
関西より以西で
自然栽培という農法で栽培された野菜です。

12279034_895426203886850_9090034427072498839_n固定種、在来種のお野菜!

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先日
とあるオーガニックカフェに
お邪魔した時のこと。
 
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カフェのオーナーの方が
お野菜に
とてもこだわっている様子だったので
 
 
どこの農家さんから
仕入れているのか
 
その農家さんは
自然栽培を始めて何年目の方なのか
 
 
 
など、色々と
質問をさせて頂きました。
 
タネの話になった時
 
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「その農家の方は在来種のお野菜は
育てていらっしゃらないのかしら?」
 
と質問をしましたら
 
「自然栽培の農家さんですので
タネは全て、在来種ですよ。」
 
と、おっしゃっていました。
 
 
 
ちなみに
自然栽培だからと言って
在来種のタネだけを扱っているとは
限りません。
 
 
わたしの知る農家さんでも
ものすごく厳格な自然栽培をなさっていて
タネは「F1種」。
 
という方
いらっしゃいます。
 
 
そのカフェのオーナーの方は
もしかしたら
 
『自然栽培で育てられた野菜は
全て在来種のタネで育てている。』
 
勘違いなさっているのかもしれませんね。
 
 
タネって見えない分
なかなか注目されることも少ないかもしれませんが
 
お野菜を語る上では
絶対に、外せない
とても大切なコトだと
思うんですよね〜。
 
 
今日は
『タネにまつわる大切なお話』というお題にて
お伝えしたいと思います。
 
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【タネはどこから、来るの?】

 
野菜を作る時
タネはどのようにしているのか
ご存知ですか?
 
 
実は
今ではほとんどが
野菜からタネを採らないで
 
毎年
種苗会社からタネを買って
野菜の栽培をしているそうです。
 
「F1種」という種類のタネを買って
野菜を育てるそうですよ。
 
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【「F1種」について】

 
「F1種」とは簡単に説明すると
 
どこで育てても
同じ色、味、カタチの作物が育ち
 
在来種よりも
早く、多く野菜が育つタネのこと。
 
品種改良をしているので
 
一般的に
味にクセがなく
食べやすい野菜が育つのも特徴です。
 
 

〈「F1種」のメリット〉

 
「F1種」で栽培すれば
まっすぐなキュウリや
粒のそろったナスが育つので
 
規定のダンボールに
指定の量を
キレイに入れる事もでき
 
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1個あたりの重量も
ほぼ同じに育つので
 
大量生産、大量消費にもってこい!!
 
な、ワケです。
 
 

〈「F1種」のデメリット〉

 

タネは一代限り

 
このように大変便利なタネ
「F1種」ですが
 
もちろん
デメリットもあります。
 
「F1種」は
その年に育てた野菜からタネを採って
 
次の年
同じような野菜を
育てることができません。
 
「F1(一代交配種)」とは
異なる親を交配させて
いいとこどりしたもの。
 
種袋には
「〇〇交配」とか「一代交配」と
書かれています。
 
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これらのタネで育った子は
両親に比べて
より生育が旺盛で、抵抗力が強く
収量も高くなります。
 
これを
「雑種強勢」と呼んでいます。
 
雑種強勢は一代かぎりで
F1から種を採って育てたものは
 
大きく育たなかったり
そもそも発芽しなかったりと
健やかに育成しません。
 
 
 
つまり
毎年「新しいタネ」を
買い続ける必要があります。
 
 
それに対し「在来種」は
代々形質が変化せず
固定されてきたものなので
 
その株から種を採って
育てると
 
両親とそっくりな子が
生えてきます。
 
 

味と栄養価の低下

 
高齢者の方で
「野菜の味がしなくなった」
とおっしゃる方がいます。
 
「F1種」は
味を均一にするために
野菜のクセを取り除いてしまったため
 
野菜本来の美味しさが
失われてしまっているといいます。
 
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同じように、栄養も・・
 
「F1種」の野菜からは
昔の野菜のような栄養が摂れないので
 
昔ながらの
野菜中心の生活をしている高齢者の方が
 
慢性的な栄養不足に陥っている
という話もあります。
 
 

 〈今ではほぼ100%が「F1種」〉

 
昭和30年代頃までは
生産・販売されていた野菜のほとんどは
「在来種」でした。
 
しかし今では
スーパーや八百屋さんの店頭にならぶ野菜は
ほぼ100%「F1種」です。
 
 

 〈「F1種」が主流になった背景〉

 
これほどまでに「F1種」の野菜が多くなった
一番の理由は
 
「在来種」は「F1種」のように
作物が安定して育たず
カタチはバラバラ・・
 
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味も「F1種」のように
一定ではありません。
 
収穫量も「F1種」のように
大量に育てることができません。
 
大きさやカタチがそろった「F1種」に比べ
 
不格好で多種多様なカタチの「在来種」の野菜は
農協もなかなか買い取ってくれません。
 
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買い取ってくれても
カタチがそろったものよりも
低価格で買い取られることが多いそうです。
 
 
 
「F1種」よりも「在来種」の方が
手間がかかるのに・・
 
 
 
それ以外にも
たくさん理由はありますが
 
農家の方が「在来種」での栽培をやめ
「F1種」に切り替えるには十分過ぎますよね。
 
 
 
このような理由で
今では
市場で売られているほぼ100%の野菜は
「F1種」で育てられた野菜になりました。
 
 
 

【「在来種」について】

 
「在来種」というタネは
原種(遺伝子操作などをしていない、自然種に近いタネ)を使って
同じ土地で10年以上
栽培されてきた作物のことです。
 
その土地でよくできた作物を選んで
そこからタネを採り
次の年も同じ土地でその作物を作ります。
 
育てた作物からタネを採ることを
『自家採種』といいますが
 
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この作業を
3年、5年と続けていくうちに
 
その土地の
環境に適した遺伝子が残り
 
次第に
美味しくて力強い野菜や米が
できるようになってきます。 
 
 

〈「在来種」のメリット〉

 

味と栄養価が豊富

 

「在来種」のデメリットばかりを
書いてしまったように思いますが
メリットももちろんあります。
 
味にそれぞれ
特徴やクセがあるものが多く
 
野菜本来の
独特の味わいが楽しめますし
 
何よりも栄養価が高いです。
 
タネの自家採種ができるので
循環型の
持続可能な農業を実現できます。
(タネを何度も買わなくて済みます。)
 
 

日本の文化を育んで来た

 
昔は
今のように
簡単に種を買うことなど
できませんでしたので
 
栽培される野菜の種類も
少なく
 
1つの村では
おなじ品種の野菜を作っていました。
 
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このように
 
長い年月を経て
その地になじんだ特徴のある在来野菜が
生まれてきたのです。
 
多様なご当地野菜ならではの
お料理方法があったり
保存食があったり
 
豊かな文化の一部となっていました。
 
 

〈「在来種」絶滅の危機〉

 
余談ですが・・
「F1種」のタネは
ほとんどが海外からの輸入品です。
 
京野菜のような
日本の伝統野菜のタネでさえも
「F1種」であることが多いほど。
 
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写真は
年始に京都市内に遊びに行った時に
 
とある
歴史ある漬物屋さんの軒先で
撮影したもの。
 
ずらりと並べられた
聖護院カブラを一目見て
「F1種」だと分かりました。
 
伝統的な漬物屋でさえ
海外から購入したタネで育てられた
京野菜を使っているのかと
 
ちょっぴり切なく、なりました。
 
 
・・・・・
 
 
便利であることは
とても大切なことでもありますが
 
便利なことだけに注力をしていると・・
 
いずれ
日本の在来種が絶滅してしまう・・
 
なんてことにも・・・
 
遠くない未来の
日本の危機だと思っています。
 
 
今も既に
日本の伝統野菜のタネを
海外から買い付けている状況なのですから・・
 
 
どちらがいい、悪いではなく
 
そうやって
消えてなくなりつつある
昔ながらの文化がある。
 
ということをお伝えしたく
書かせて頂きました。
 
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↑ヴァスパー自慢の
自然栽培で育てられた
不格好な、在来種のお野菜達。
 
 
ちなみに
左の方に写っているのが
在来種のタネで育てられた
聖護院カブラです。
 
こぶりですが
びっくりするほど、美味しいですよ!!
 
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ヴァスパーでは
 
その商品が
どのようなタネから栽培され
 
どのような
栽培方法で栽培されたのか
 
お客様が
きちんと理解をし
きちんと選べる
 
そんなシステムを作って行けたら
と思っております。
 
まだまだ
完全にはできてはいませんが
 
今後は
全ての野菜に
タネの種類や栽培方法
自然栽培歴など
 
細かく
お伝えしていけたらと
思っております。
 

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ヴァスパーのお野菜」は
関西より以西で
自然栽培という農法で栽培された野菜です。

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自然栽培とは
農薬や化学肥料を一切使わず
土のチカラと種子のたくましさだけで育てる
栽培法のこと。

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ヴァスパーでは
タネ(固定種、FI種

栽培方法
虫、草・・など

なるべく自然に近い方法で
栽培をしている農家さんから
野菜を仕入れています。

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自然栽培で育てられた野菜には
生命力が宿っています。

生命力溢れる野菜は
食べるほどに元気になります。

もっともっと多くの方に
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2016年2月20日(土)本厚木
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